先輩社員紹介

私が就職活動を行っていた頃、初めてこの会社の説明会に参加した際に「自社ブランド製品はありません！」と説明を受けました。私自身も特定の製品のモノづくりではなく、できるだけたくさんの製品や業界に関わりたいと考えていました。東陽理化学研究所は「技術で生きる」という企業理念の元、様々な業界のモノづくりに携わっています。「技術力」という武器を持って多岐にわたる多種多様な分野に参入できる可能性があるということに魅力を感じ、入社することを決めました。
現在では、IT機器や半導体、または自動車や航空分野など、チタン・アルミ・ステンレスのそれぞれの材料の特徴を生かしたモノづくりを行っています。今後も新たな分野へ進出し、新たなモノづくりに携われることが楽しみです。

私は入社当時、現場研修を終えた後に皮膜開発部へと配属され、チタンやステンレスに化学的に「色」を付ける酸化発色の研究開発をしていました。この発色の色調をコントロールすることは容易ではなく、お客様に指定された色通りに発色するためにいくつものパラメータを変化させてデータ取りを行いました。納期まで時間が無い中、共同開発を行っている企業の研究部の方と意見を出し合い、何とか目的の色に発色できる条件を探り当てました。材料を無事に出荷することができたときは達成感を感じることが出来ました。その当時発色した材料は、現在新設中のとある建築物の屋根の材料に使用されることが決まっていますが、完成するのを見るのがとても楽しみです。
営業部へ異動してからは、皮膜開発部時代に得た知識や経験を生かしてお客様と打ち合わせをしています。お客様が求めていることをしっかりと把握して社内に情報を持ち帰ることで、社内とお客様をつなぐ役割となれるよう仕事に取り組んでいます。